Howdy! 先日、ピラティスに初挑戦し、腹筋の無さに挫折してしまったMandyです。
でも、8月29日~9月9日まで開催されるロンドン・パラリンピック2012のCMを観た後、
もっとがんばらないと!と刺激されました。

ロンドン・オリンピックがスタートする直前、ブログではパラリンピックの力強いCM “Meet The Superhumans”が紹介されていましたね!

このCMを監督したのは、今月の初めまでイギリスのテレビ局Channel 4で11年間ネットワーク・クリエイティブ・ディレクターを務めていたTom Tagholm氏(現在Blink)です。
これまで、誰もが欲しがるD&AD賞を獲得したコメディー・トークショー「Alan Carr Chatty Man」のキャンペーンをはじめ、Channel 4のクリエイティブ・カンパニーCreative4で数多くの受賞作を手掛けてきました。

TomTagholm8.9.2012

因みに、“Meet The Superhumans”は生中継のようなシーンが特に目立ちますが、それとは他に、象徴的なシーンもあります。その中には、例えばダイビングする水泳選手の場面があるのですが、そのために、後頭部と腕が見えるように特別なカメラ装置を発明し、彼女の背中に装着するという工夫もしていたそうです。

また、下記の写真にあるラグビーのシーンでは、Phantomカメラを用いて近距離で撮影しており、選手同士の衝突の臨場感を出すために、丁寧な振り付けと優れたセットデザインは不可欠だったとのことです。一番の難題は、可能な限り自然に見せることと共に、アクションの真髄を表現することだったそうです。

TomTagholmWheelchairs

パラリンピック選手の身体的障害にフォーカスせずに、それぞれのスポーツに体を適合させた強さと格好良さにスポットライトを当てたTagholm監督は、2011年カンヌに出品されたこのCM“Time to Change: Reactions”も、ユーモアを有効に利用し、普段タブーだと思われがちなメンタルヘルスへの関心を呼び起こそうとしています。

【CREDITS】
Advertising Agency: Dare, London, UK
Chief Creative Officer: Danny Brooke-Taylor
Executive Creative Director: Danny Brooke-Taylor
Creative Director: Danny Brooke-Taylor
Art Director: Helen Board
Copywriter: Matt Lever
Agency Producer: Sophie Jones
Advertiser’s Supervisor: David Mannall
Planner: Ben Armistead
Account Manager: Natalie Tobin
Account Supervisor: David Mannall
Production Company: Blink Productions
Director: Tom Tagholm
Producer: Georgina Filmore
Editor: Tim Hary
Sound Design: Parv Thind / Wave Studios
Cameraman: Luke Scott
Lighting: Luke Scott
Post Production: The Mill

Creative4との映画制作にも力を入れているTagholm監督の今後の作品に注目していきたいですね☆