無題

何と可愛らしい町並みでしょう!
こちらは巨匠Dougal Wilson最新作、アイスランドのアーラ・スキール(Arla Skyr)というヨーグルトのCMです。1コマ1コマが絵画のようにきれいな映像ですね!

CMの舞台は、60年代のアイスランドの小さな町。
この町には当時電話が1台しかなく、Orriという名の少年がその電話にかかってくるメッセージを、町中を駆け回って人々に伝えていきます。
Orriは自転車も持たず、時には山道や悪天候などと戦いながら必死に与えられたメッセージを届けようと頑張りますが、そのメッセージの内容は案外とてもくだらないものばかり。

“20% – That’s his final offer.”
「20%、それが彼の最後のオファーだ」
このメッセージを伝え終わるやいなや、期待はずれの返答に怒った男性はOrriの前でピシャリとドアを閉ざします。

“Not if you were the last man on earth.”
「あんたがもし地球上で最後の男だったとしてもいやよ」
これは男性のプロポーズに対して女性の返答。男女の複雑な恋愛の仲介役もさせられます!

そして極めつけは、わざわざ留守にしている人の行き先を聞きつけ、山を越え、風をしのぎ、吹雪の中ようやくたどり着いて伝えたメッセージ:
“Your trousers are ready for collection.”
「ズボンのドライクリーニングが仕上がりました。」
しかもその返答はただ「あ、そうかい、ありがとよ」

彼はこの仕事で果たしてお給料やチップをもらえているのでしょうか?Orri君は少なくともこのヨーグルトをご褒美としてもらえているようです。こういった少年のメッセンジャーは、60年代当時のアイスランドには実際に存在していたそうです。

Wilsonはアイディアや演出もさることながら、子供の魅力を最大限に引き出すことに長けている監督です。
彼の子供をフィーチャーした作品には、以下のものがあります:

IKEA: Playin’ with My Friends

John Lewis: The Long Wait

John Lewis – The Long Wait from Blink on Vimeo.

Safestore: I Will Return

Safestore – I Will Return from Blink on Vimeo.http://www.aoi-kokusaiblog.com/gmblog/wp-content/uploads/2015/05/dougal-wilsoncm2.jpg

毎回素敵なCMを次々と生み出しているWilson、次回はどんなCMを発表してくれるのか期待が膨らみます!