今年のカンヌライオンズでの成績はインドにとって最高でした。去年の14個と一昨年の24個を上回って、今年インドの広告代理店はメダルを33個獲得しました。広告の業界では今年のエントリーの品質は前年より優れていると言われています。

インドの代理店Taproot、McCann、Ogilvy 、 Grayが取った8個のゴールドライオンについてお話しましょう。

Taproot社の4個のゴールドライオンはこちらから:

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エキシビションの紹介のために6種のプリントアドが英語とマラーティーの両言語で4月23日、24日と25日にThe Times of India, Bombay TimesとMaharashtra Timesに掲載されました。

このエキシビションは2013年4月28日にRavindra Natya Mandir, Prabhadevi, Mumbaiで開催されました。
展示されたのは自殺をした農家の干し草で作成された肖像画。目をこらして見ると干し草の手細工は素晴らしく、特にタグラインの「もう一度僕の首を吊ってくれ。」は胸が痛む作品です。作品はオークションにかけられて、その収益は亡くなった方の家族に与えられました。

2013年のカンヌライオンズでTaproot India社は、The Times of India用の農家自殺キャンペーンで4個のゴールドライオンを受賞しインドの広告歴史に残る記録を作りました。

McCann社のゴールドライオンはこちらから:

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McCann WorldgroupのPenguin Groupオーディオブックエントリーは「出版とメディア」および「美術賞」のカテゴリーでゴールドライオンを獲得しました。

このキャンペーンのブリーフはPenguin Group Indiaが発売するオーディオブックを目立たせ事でした。雑然としたメディア空間に対してアイデアの単純さが引き立っています。美しい作品で、Penguinブランドの本質と完全に一致しています。
McCann Worldgroup IndiaのPenguinオーディオブックキャンペーンはヘッドフォンの形をしたシェークスピア、マーク・トウェーン、オスカー・ワイルドの有名作家達。読者にそんな有名な作者の著作物がPenguinホームページで聞けるというイメージを与えます。インドにおいてオーディオブックはまだ新しい分野で、このキャンペーンは読者に商品をシンプルな形で紹介しています。

Ogilvy社のゴールドライオンはこちらから:
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Ogilvy & Mather社のPhilips Electronics「Daylight」エントリーは「デザイン写真撮影」のカテゴリーでゴールドライオンを獲得しました。

ブリーフはPhilipsのLED懐中電灯のコミュニケーションをデザインすることであり、Philipsの白色光は他の懐中電灯と比べて明るいことを強調します。懐中電灯からでる強い光を描写するために「Forest・森」「Gorge・渓谷」「Alley・路地」の3つのシチュエーションを使用しています。Ogilvyは、このキャンペーンのおかげで、ホームページに対するヒット数が9%増加、小売店への問い合わせや来店が12%増すなど、懐中電灯の売れ行きも19%上がったと言っています。

Grey社のゴールドライオンはこちらから:
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Grey WorldwideのDuracell Batteries、2エントリーキャンペーン「Positive and Negative」は「その他の家庭用品」のショートリストになり、ゴールドプレスライオンをインドに持って帰ることになりました。

Duracellの広告はいつも「長持ちバッテリー」でした。過去には数々のとても印象的な広告がありました。クリエーティブチームの挑戦は以前にもましてこの位置決めを生かすことでした。このキャンペーンのアートディレクションは巧妙にバッテリーの「ブロンズとブラック」の組み合わせと「プラスとマイナス記号」を使用するだけで、ロゴをいれなくてもDuracellの広告として見せることでした。と同時に、「長持ちバッテリー」の要素をちょっとふざけた面白い扱いに表す事でした。バッテリーに示されているプラスとマイナス記号を使って「長持ちバッテリー」の長所と短所をリストアップしたのです。

フィルムのカテゴリーにおいては、昨年のフィルムクラフトゴールド受賞者のAbhinay DeoがNikeの「Parallel Journeys」でブロンズを受賞しました。私は以前のポストでショートリストに挙げていました。
http://www.aoi-kokusaiblog.com/?p=16098

今年カンヌで監督Abhinay DeoおよびエグゼキュティブプロジューサーApurba Senguptaatと交流する機会がありました。

今年、私にとって面白かったのは、Santosh PadhiがPress Gold Lionを受け取るためにステージにあがったとき、インドの国旗で歓迎されたことです。

どうもインド国旗は仲間のインド人DDB MudraのMandeep MalhotraがSantoshにあげたもので、ゴールドは受賞してなかったが、だれかインド人が受賞することを期待し、ステージ上でインド国旗の3色が見られるという嬉しさを分かち合いたかったそうです。インドにはこんな同志愛、兄弟愛がもっと必要なのです。そういう熱情があったらインドはこういう場で新しいブラジルのようになれるのです。